おいちゃんの「言いっぱなしジャーマン」
その名の通り、言いっぱなしです。文責もヘッタクレもありません。 政界、財界、スポーツ界、芸能界...書きたい時に書きます。 気に入らなければスルーしてください。叱られるとヘコむ子なので。


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与党議員でなくなる渡辺喜美がどうやって公務員改革するのか
まずは産経ニュース記事をご覧ください。

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渡辺氏、民放番組で麻生首相に「おやめ頂きたい」と退陣要求

13日午後、離党届を提出する自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は、同日昼の民放番組で、麻生太郎首相に対し「おやめ頂きたい」と退陣を要求。首相が渡辺氏の離党を「何がしたいのか分からない」と述べたことについて「私の言っていることが分からないということ自体が、麻生首相の感受性が国民と断絶している」と強く批判した。
渡辺氏は離党後、政治主導や地方主権の実現を旗印に運動する考えで、月内にも地方自治体の首長や有識者で作る「国民会議」の準備会を開く。渡辺氏は同日午前の別の民放番組で「国会の内外を問わずオールジャパンで運動を展開する。政党は有力な手段だ」と述べ、新党結成も視野に、国民会議での運動を展開していく考えを示した。
党執行部は近く党紀委員会(鈴木俊一委員長)を開き、離党届の扱いを協議する。
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遂に渡辺喜美元行革担当大臣が離党する事になりました。
私事ながら、昼に歯医者に行ってきたのですが…そこで付いていたTV番組こそが恐らく上記の「同日昼の民放番組」だと思います。多分ワイドスクランブルの事でしょう…待っている間、見ていたところ世間では58%くらいの人が渡辺氏の行動を支持したと言う円グラフが紹介されていました。詳細は覚えていないのですが、確か「今回の渡辺氏の離党、貴方は支持しますか?」という質問で、25〜28%くらいの人が反対、それ以外の人が解らないという回答でした。ただこれは新聞社ではなくTV局の1報道番組がやった世論調査であり、いつもの事ながら何人に聞いた事なのか書いていないため、どの程度の信憑度かは解りません。ただこの聞き方だと「ここまで反政府の態度を明確にしたからには、さっさと離党しろ」と思っていた私のような人間も、離党と言う結果については「支持します」側に入ってしまうのでしょうか…どうでもいい話ですが。
記事に『首相が渡辺氏の離党を「何がしたいのか分からない」と述べたことについて「私の言っていることが分からないということ自体が、麻生首相の感受性が国民と断絶している」と強く批判した』とありますが、これは完全なる言い掛かりです。麻生総理は渡辺氏の言っている事が解らないのではなく、要求が受け入れられなければ離党という短絡的は方法論が理解出来ないと言っているのでしょう。渡辺氏のように言論不一致、論理破綻している人ほど、相手の発言を曲解して批判し、拡大解釈して自分を正当化します。
何故今こんな「通るはずのない要求」をしてくるのか…何故離党する必要があるのか。これについて当の渡辺氏は一度も説明していないではありませんか。「天下り根絶が出来ないから」とか「麻生総理が公務員改革をする気が無いから」などと語っている事は私もよく知っています。しかし疑問と回答というのは「何故…なの?」と「それは…だから」が一致して初めて成立するでしょう。渡辺氏が繰り返している説明は残念ながら、麻生総理や執行部が疑問に思っている事…「何故通るはずのない要求をするの?」「何故離党するの?」という疑問に対して「それは…だから」と明確に答えた回答ではありません。

中学生が数学の授業でやる図形の証明だってもうちょっと論理的なのに、渡辺氏はどこかネジが足りないのか、ワザとやっているのか、途中の説明がゴッソリ抜けているのです。まず通るはずの無い要求をしても無駄です、何しろ通る「はずがない」のですから。つまりそれをするからには理由を説明する必要があるのですが、渡辺氏は「麻生総理が改革をしようとしないから」と言います。しかし麻生総理の改革が骨抜きであっても…仮に麻生総理が公務員改革をする気が無かったとしても…意味不明の要求をする合理的理由にはなりません。
麻生総理が公務員改革をする気が無いのだとしたら、当然天下り根絶は出来ない…それも解ります。しかし、何故離党するのですか?天下り根絶が出来ないから離党する、という事は離党したら天下り根絶が出来る、という事になりませんか?政権与党から離れ、民主党と組む気も現時点で無いという…だとすると1国会議員になってしまうわけで、今よりも天下り根絶が難しくなるのではありませんか?
興味深く番組を見ていたのですが、大和田獏氏もコメンテーター川村晃司氏もただ渡辺氏が奇麗事を並べやすいお膳立てのような質問をするだけで、肝心な事を何1つ聞いてくれないんですよね(日頃の発言を聞く限り、彼らにそれを望むにはかなり荷が重い話ではありますが)。
話を聞いていて矛盾だらけというか…本当は筋の通った行動なのに質問者らが鋭い質問をしないから私が矛盾ではないか?という誤解をしているだけかも知れませんが、とにかく渡辺氏の発言は理解し難いものばかり…ここ数日何度か彼の話を聞いたものの、とうとう「何故離党?離党したら出来る?どうやって?」という疑問が晴れる事はありませんでした。
コメンテーターらは「離党したら与党の一員ではなくなりますし、民主党に入らないなら次期与党の一員になる可能性もほぼ消えてしまいます。少数精鋭では国会質問もろくに出来ず、党首討論すら出来ません。仮に民主党に合流したとしても既にあの党ではネクスト大臣が決まっておりますし、党内の派閥、序列などもあって、外様の貴方が先頭に立って公務員改革をしたり意見を出す立場になれる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。しかし自民党にいたら天下り根絶が出来ないという理由で離党する以上、離党するからには天下り根絶が出来るという事ですよね。具体的にどういった方法で天下り根絶をされるつもりですか?」と、これくらい聞いて欲しかったのですが…重ね重ね大和田獏氏や川村晃司氏には能力的に無理でしょうね…

渡辺氏は民主党への合流の可能性について「次期選挙のマニフェストに納得のいく改革内容が記されていたら」と言っていましたが、それならば当然彼自身も「どうやってどの辺りまでの改革をするのか。いつまでに実現出来るのか」を明らかにする義務があると思います。
それから、渡辺氏の離党を支持するか?というアンケート結果について、中継先の渡辺氏は「麻生内閣の支持率よりも高い数字が出て嬉しいです。まさか約60%の人が支持してくれるとは思いませんでした。良くて20%くらいかと思っていましたもので」などと語っていました。この人は20%しか支持されていないのに国民運動をしようと離党したのですか?この辺りも本当によく解らない。この人って、本音でズバズバ語るキャラクターを演じながら、実は隠し事だらけの人なんではありませんか?本音で20%なんて思っていたなら「麻生首相の感受性が国民と断絶している」というセリフは何を根拠に出て来るのか。
支持率を以って「国民の声だから聞け」というのなら、安倍内閣が参院選で大敗した時に何故遠慮がちながら擁護したのか。逆に、正しい事をしていれば支持率など関係無いというのなら、何故今の剣幕で安倍内閣を庇わなかったのか。私は報道ステーションで歯切れ悪く中途半端に安倍総理を庇う姿を覚えているだけに、改革出来ないから離党する、となった今回の動きにはとても乗れませんし、今回の言動を見つつ当時を思い返すと、どっちつかずで自分の立場の確保に必死だったとしか考えられません。
それに本気で行動を起こすなら絶対にあの時でした。財務省の高橋洋一氏をブレーンに招き、渡辺氏を大臣に据え、事務次官等会議の結果を無視して強行採決して改革を進めた安倍内閣…あれほどの改革のチャンスを逃したのはもちろん偉そうに「安倍総理にお灸を据える」と動いた単純な国民のせいですから、渡辺氏の責任ではありません。しかしあの時動かずして、麻生内閣がマスコミから袋叩きになっている今動くから尚更信用出来ないのです。彼からしても最も縦横無尽に動けたのはあの時のはずですが。

ついでですから久々に世論調査への疑問を書いておきます。支持率や世論調査などは各メディアで結果を細工出来ますし、統計学的に信頼出来るサンプル数を集めていませんし、聞き方での誘導などもあるから、あくまでも参考程度に留めるべきでしょう。
内閣支持率低下を見て「支持されていない」「死に体」と判断し、政策等あらゆる事を否定するなら、現在それを主張する野党の中では共産・社民・国新も支持されていないし、死に体だから彼らの主張は間違い…という事になりませんか?社民・国新と組む民主党も死に体と組んでいるから…と。
まあこう言うと「麻生自民は政権政党だから」と反論されるのでしょうが、マスコミが出す数字をもって内訳一切無視で短絡的に判断するなら支持率1桁の政党が出す意見など聞くに値しないでしょう。ただ実際にはそんな事はありません。各政党の方針が必ずしも間違っているわけではないでしょうし、それなりに筋が通っている主張もあると思いますから(少ないですけどね)。だからこそ政策1つ1つでの評価をすべきなのです。
政策の1つにでも不満がある政党を多くの人は「支持する」とは言いません。支持する=全面的に支持、不支持=多かれ少なかれ不満がある…です。そして不満要素を質問に散りばめながら聞いた支持率調査に信憑性はありません。こんな胡散臭い数字をメディアが連日報じるのはただ1つ…調査結果を見た単純な人たちに多数派に入って欲しいから。全く馬鹿馬鹿しい。騙されて政局に利用されるのはもうやめましょう。

渡辺氏がこんな事を言っていました。「亡くなった父から『派閥の前に党、党の前に国家国民がある。これが国会議員の原点だ』と教えられました。私は父のDNAを受けているので父も今回の行動を理解してくれるでしょう」。何か、ドサクサ紛れに亡き父、ミッチーの事まで美化しようとしていますが…
かつてミッチーこと渡辺美智雄氏は当時新生党の小沢一郎氏から、自民党離党を条件に首相就任を打診されました(昔から政局ばかりなんですね、この人は)。そして小沢氏らによるお膳立ても済み、山岡賢次現民主党国対委員長が「総理になりたいと明日午前に小沢一郎に電話で伝え、自民党離党を表明すれば次の総理大臣は貴方です。もう準備は整っています。とにかく貴方は明日小沢に電話してください」とミッチーに伝えました。しかしミッチーは小沢氏に電話をせず雲隠れしていました。何故ならミッチーは自民党に居たまま総理になりたいという希望が捨てられなかった、そして自民党を出る覚悟が出来ていなかったからです。
小沢氏らは「渡辺が総理にならない場合は羽田総理」という補欠を決めていましたが、まさかミッチーが電話して来ないとは思っていなかったため、電話が入らず一悶着。結局山岡氏らが血眼になって探し、娘の家に隠れていたミッチーを見つけ出し説得すると、その気になり…小沢氏と話し合わないまま総理大臣としての抱負を語りながら離党宣言するも、時既に遅く羽田総理が誕生。とうとう…ミッチーは総理大臣にはなれず、自民党も離れる事になってしまいました。
何だか日本昔ばなしみたいな教訓を含む最後ですね。DNAと言うならタイミングの悪さ、大義名分の意味不明度、自民党への未練…本当に親子似ているではありませんか。せっかく喜美氏には今まで父・渡辺ミッチーの欠点である品の無さが感じられなかったのに、一世一代の勝負の時には結局親父みたいな姿を晒してしまうのでしょうか。現時点では「勇気ある行動」などと騙されている人が多いようですが果たして…今後の渡辺喜美を注目していきたいと思います。是非天下り根絶してもらおうではありませんか。
ただ私のように貴方に懐疑的な人間を黙らせるためにはもう頑張ったものの…みたいな過程評価は求めないでください…あくまでも天下り根絶という結果を残すのみ。行革大臣時代、彼は一生懸命やったのかも知れませんが、結果はついてきませんでした。事情はどうあれ、天下り根絶は出来ていませんし、官僚らは今でも高笑いして無駄使いを繰り返しています。今回の離党に際して、彼は官僚支配を終わらせ政治家主導で日本を動かす事を宣言しています。父が何十年政治家を続け、閣僚を経験しても出来ていなかった事を…天下り根絶、官僚政治を終わらせるという誰も成し得なかった事を麻生総理のみのせいにして批判しました。それならば今度は過程だけでは許されません。しっかりとやって見せてください。今回の行動を彼はしきりに「イバラの道」と言いましたが、本当にそこを歩く覚悟が出来ているのでしょうか…私は、自民党にいつつ改革を目指すよりも、マスコミに叩かれている麻生総理を批判して離党…というのは選挙対策としては楽な道を選んだ気がしてならないのですが(そもそも引っ込みがつかなくなっての行動)。もっと言うなら彼の行動は、自民党にいる以前に国会議員でいたいという気持ちの方が強い故に出たものの気がしてならないのですが。


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announcer【2009/01/27 16:31】





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