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おいちゃんの「言いっぱなしジャーマン」
その名の通り言いっぱなしです。文責もヘッタクレもありません。 政財界、スポーツ界、芸能界...書きたい時に書きます。 気に入らなければスルーしてください。叱られるとヘコむ子なので。批判コメントはOKですが、おバカちゃんの荒らし行為と判断したら削除します。


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裁判を起こしながらお金での解決を拒否した肝炎訴訟原告団
やはり国とC型肝炎訴訟原告団の和解交渉は決裂してしまいました。まあ仕方の無い事でしょうね。昨日のブログでは結果が出ていなかったため、歯に何か詰まっているような書き方になってしまいましたが、一応の結論が出たためそれを踏まえて私の考えを改めて書きたいと思います。
今回政府が出した新たな和解修正案…私は政府としてかなり譲歩したな、という印象でした。もちろん被害者全員一律補償とか全員に対して国の責任を認めろとかいう原告団の主張も解りますが、ハッキリ言ってここらが潮時ではないでしょうか。

共同通信の記事によると、大阪高裁が出した骨子案とは、東京地裁判決を基準とする救済範囲を限定したものです。そして原告団は全員一律、一括の和解金を求めてきたものの高裁は「5地裁の判決内容に反する要求」と判断しています。
地裁判決で認定された期間に血液製剤を投与された患者らを補償対象にする…この国の判断を責める事は出来ないのではないでしょうか。確かに、情緒的には重い病気で苦しんでいる人たちを救ってやって欲しいという部分はあります。これは薬害であろうとなかろうと。
しかし国が情緒で簡単に動けないのは「前例を作ってしまう」からです。今回だけ、裁判によって責任が認められていない人も含んで「謝罪」という形で賠償・補償すると、それを利用した裁判があちらこちらで起きるのは間違いありません。だから裁判所が認めていない責任について補償金という名目でのお金は出せないのです。
そこで原告団に対して「解決に向けて頑張る」と宣言した舛添更正労働大臣は、裁判で「国のミスによって病気になった」と判断された人たちについては謝罪のうえ和解金を支払い、国の責任によるものだと認定されなかった患者たち…国がそういう状況であると見込んだ300人に対しては「謝罪」という形での「補償」はしないものの、30億円を支払う(当初は8億円)、その運用方式は原告団に一任する…という案を新たに出してきたわけです。これならば悪用されかねない前例を作る事無く、骨子案からも逸脱せずに認定外の患者をより多くケア出来るでしょう…客観的に見たらかなり頭をひねった案に見えるのですが、原告団の反応はあまりにも辛辣なものでした。

全国原告団代表の山口美智子さんは「私たちが全面解決という最後の山を登ろうとしているのを、福田首相は突き落とした。舛添厚労相も握っていた手を放した」「私たち薬害被害者は命の線引きをされ、切り捨てられた」「私たちを避けて、違う出口から出ていった。自分は原告に顔向けできないという事」…テレビ等で精力的活動をしてきた九州原告の福田衣里子さんは「大臣は『心を一つにしましょう』と言ったのに、官僚と心が一つになってしまった。大臣は『全面解決に向け、一生懸命頑張る』と言っていた。期待を持たせるだけ持たせて…。もて遊ばれた。信じた私がバカでした」など言いたい放題。
しかし国と製薬会社に責任があるとする期間を限定したのは政府ではなく裁判所です。期間を限っての補償では不十分だというのなら、その怒りは裁判の判決に向くべきであってそもそも政府が突き落としただ、見捨てただいう考え方自体がオカシイのです。三権分立は常識です。裁判所への怒りを政府に向けるのはオカド違いというものです。また、国は裁判所が出した和解案に従う義務などありません。原告団だって拒否しているではありませんか。国だって全面的に争う姿勢を見せても良いところを、あえて和解案を受け入れる方向でちゃんと協議をし、知恵を出し合ってきた…そうやって出てきた修正案についてここまで批判するのは明らかにやりすぎです。大臣が頑張ると言った=自分達の要求が全て通る、という発想も支持出来ません。大臣の立場で何が出来るか、どれほど歩み寄る努力をしたか、歴代大臣ならどうだったか、考慮出来ない人たちだから、舛添大臣は別のドアから出て行ってしまったような気がします。
被害者であろうと、発言全てが正しいわけではありませんし、行動に筋が通っているというものでもないと私は思います。原告団の会見にて全国弁護団の鈴木代表は「全員一律救済の理念を理解しておられないようだ。札束で頬を叩くような案で、『要は金だろう』と矮小化している」「要求が受け入れられなかった。和解交渉に関わる当面の活動はやめる」という発言を見てその辺りを強く感じました。

通常…まともな社会人であるなら、謝罪=お金でしょう。もちろん誠意を込めて謝れ、と言いたい気持ちは解るのですが、裁判とはそういうものであり、非があると認定された側が処罰を受けたり、お金を払うよう命じられる…こんな事解り切っているでしょうに…この人弁護士でしょう。大体、福田総理も舛添大臣も事件の当事者ではなく、今回の和解案が出た時にたまたまその立場にいただけに過ぎません。ちょっと異常なまでの叩き方を見ていると、賛同など到底出来ません。私は福田政権も舛添大臣もそれほど認めてはいませんが、それでも…です。
では、全員に謝罪するけどお金は一銭も払えないと福田総理が言ったら原告団はどうしますか?認めないでしょう。謝罪したらその事実を根拠にした補償を求めるのは目に見えています。裁判で争っている以上、謝罪の気持ちとは何か?と言ったら「要は金」なのです。
原告団…彼女らはその名の通り「原告」、つまり裁判を起こした側です。裁判を起こした以上、究極的な目標は勝つ事…では勝つ事とは何か?と言えば当たり前ですが、自分達が申告した被害、相手の非が全て認められる事です。ではそれらが認められた結果どうなるかと言えば、裁判所が賠償を命じるわけです。つまりお金です。
…私は被害者たちがお金を要求する事に何の異論もありません。当然であると思いますし、国の責任の範囲に入らなかった人たちが救いの手を求めるのも批判するつもりは無いのです。しかし国がお金を出す判断をした事について「要は金だろう」とか「札束で頬を叩く」という言い方をしてしまったら、原告団の活動は現実的被害の解決が目的ではなくなってしまいます。
山口さんは言いました…「原告の中には若者がたくさんいる。人生の一歩を踏み出すことが、また遠のいた。そのことが一番、つらい」と。しかし、若者が早く人生を踏み出すためには、国が全面的に責任を認め「全員を一律補償」する…そんな事が必要あるのですか?早く増額された補償を受けさせて、病気の回復をさせる、そして早くこんな国との戦いなんかをライフワークにしない普通の生活を取り戻させてやる…そうする事こそが、本当に若者の将来を真剣に考えるのであれば必要だと思うのですが。自分達が拘りを捨てる事で「一番、つらい」事から解放されるのに。
そして鈴木代表は交渉を打ち切ると言いました…また誰だったか「今日が始まりかと思っていたのですが、今日で全て終わってしまいました」と泣いていました。しかし終らせてしまって良いのですか?貴方たちが裁判で求めてきたのは被害者たちの救済であって、国からの「誠意ある言葉」ではないはずです(そうであってもとっくに福田総理も舛添大臣も謝罪しているではありませんか)。

政権が変わっても、状況が変わっても今回の修正和解案は最低ラインとして生きているかは解りません。だからこそ「潮時」なのです。本当に倒閣運動でないなら…反政府運動でないなら、そして被害者の救済が第一目標であるなら、修正和解案を受け入れるべきだと私は思います。
国と製薬会社の責任が明確な人に関しては補償する。国の責任とまで断言出来ない人についてもお金を出すと政府は言っているのです。いくら謝罪の言葉をもらってもお金がなければ治療は出来ません、治療したお金の補填は出来ません。裁判所が認定しなかった期間に肝炎になった人にも国から支払われた30億円の中から事実上の補償が出来ます。…それとも責任を認めた上での補償金でなければ治療費として通用しないのですか?そんなはずないでしょう。
本来、国の保障対象でない人も事実上お金を受け取れる…それでも名目が気に入らなくて嫌だというのならもはやこの戦いは、政治活動です。こんな従軍慰安婦問題みたいな展開になってしまった以上、まともな国民の支持は得られないでしょう。
薬害を含む、国の責任による被害を受けながら和解はおろか一銭のお金も得られない被害者は日本中に他にもいるはずです。確かにC型肝炎訴訟原告団は気の毒ですし、一方的被害者ですが、裁判で国の責任対象とされなかった人にまで金銭的援助が出るとされ、その額は大幅に上方修正された…これ以上あり得ないほどの譲歩による金銭援助を打診されながら、ここまで反発し突っぱねる行動は、国の補償を受けられずに苦しんでいる人たちからみても、理解はされないはずです。
訴訟は高裁で和解を勧められましたが、ひょっとしたら勝ったかも知れないし、負けたかも知れない…負ければ当然国は謝らないし補償も得られない。しかし勝ったところでお金が粛々と支払われるだけでしょう。今回は勝ってもいないのに頭を下げられた上にお金が支払われるという案が出ました。それでも話し合いの余地が無いほど拒絶反応を示すのなら解決など程遠いでしょう。

お金ではないと、裁判目的を根本的に否定してしまった以上、原告団の真の目的は、国にとって良くない前例作りにしか見えません。ここで前例を作れば片っ端から様々な病気で国と有利な戦いが出来ますからね。…そうでないなら早く国の責任対象に入っている人は補償を受けるべき。裁判が長引けば病状が重い人はそれだけ苦しむでしょう。しかも裁判目的があいまいな以上、解決はありませんから永遠に苦しむのです。和解案受け入れ拒否は本当に原告団の総意でしょうか。表に出て来ている人たち以外の原告団や患者たちの気持ちを聞いてみたいですね。手の届く所まで来た国家補償の権利を受けられないまま、運動して欲しいと本当に思っているのかどうか…
全く、日頃世論調査好きのマスコミは何やっているのでしょう、こういう時に働かなくて、いつ人の役に立つのですか。



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テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

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????【2007/12/23 06:00】